Ondo（ONDO）：すべての基本情報
基本情報
- 略称：ONDO
- カテゴリ：DeFi
- 創設者：Nathan Allman（ネイサン・オールマン）
- ブロックチェーン：Ethereum
- プロトコル：流動性およびイールド商品
- ローンチ時期：2021年
Ondoとは
Ondoは、ユーザーに革新的な金融商品へのアクセスを提供するプラットフォームであり、特に流動性ファンドや利回り創出商品に焦点を当てています。Ondoの目的は、従来型の金融ツールを暗号資産の世界に導入し、ユーザーが投資とリターンに対してより高いコントロールを持てるようにすることです。
Ondoの仕組み
Ondo Financeは、暗号資産プロトコルに流動性を供給し、ユーザーに利回りをもたらす複数のファンドおよび商品を活用しています。プラットフォームでは、ユーザーが許容するリスク水準に応じて、固定利回り型および変動利回り型の選択肢を提供します。
ONDOトークン
ONDOトークンは、プラットフォームのネイティブトークンとして機能します。ガバナンストークンとしての役割を持ち、保有者はプロトコルに関する意思決定に参加することができます。また、特定の金融商品に参加することで追加利回りを得るためにステーキングすることも可能です。
技術基盤
OndoはEthereumブロックチェーン上で稼働し、スマートコントラクトを活用して金融商品の提供および投資の自動化を実現しています。これにより、トランザクションや資金は安全かつ透明性をもって管理されます。
エコシステム
Ondoのエコシステムには、流動性ファンドやイールドファーミング商品などが含まれます。ユーザーは固定型または変動型の利回り商品を選択可能です。また、他のDeFiプロトコルとも統合され、商品ラインナップがさらに拡張・多様化しています。
利点
- 多様な金融商品へのアクセス（流動性・利回り創出商品を含む）
- 機関投資家にとっても利用しやすい設計
- ONDOトークンによるガバナンス機能
課題
- 初心者にとって複雑になりやすい商品設計
- イールドファーミング特有のリスク（利回り変動や流動性リスク）
創設者について
Ondoは、元ゴールドマン・サックス所属のNathan Allmanによって共同創設されました。彼は伝統金融での知見を暗号資産領域に持ち込み、個人投資家および機関投資家の双方に対応する革新的な商品を開発しました。
ONDO Financeの公式説明
Ondo Financeは、実世界資産（RWA）のトークン化を通じて、機関投資家水準の金融商品・サービスへのアクセスを拡大することを目的とした分散型金融（DeFi）プロトコルです。分散型の「オープンバンク」として機能し、DeFiと伝統金融（TradFi）の接続性を強化することで、米国国債に裏付けられたトークンなどの機関投資家水準の商品をオンチェーン上で提供しています。
Ondoは以下の2部門で構成されています：
- アセットマネジメント部門：トークン化された金融商品の設計・運用を専門とする部門
- テクノロジー部門：それらの商品が活用できるDeFiプロトコルを開発する部門
この二部門の協働により、必要な関係者やコンプライアンス要件を調整しつつ、オンチェーンでのRWAアクセス拡大と金融包摂の推進を実現しています。
ONDO RWA商品
- Flux Finance（Flux）
Compound v2をベースにした分散型レンディングプロトコルで、オンチェーン上の国債レポ市場として機能します。USDCなどのパーミッションレス資産およびUOSGなどのパーミッションド資産をサポート。個人投資家も機関投資家向け商品のエクスポージャーを得ることが可能です。現在はNeptune Foundationによって運営されています。 - US Dollar Yield Token（USDY）
短期米国国債および銀行の需要預金に裏付けられたトークン化証券。非米国の個人および機関投資家に対し、規制準拠の利息付きUSD建てステーブルコインへの直接アクセスを提供します。 - Ondo US Short-Term Government Bond Fund（OUSG Fund）
短期米国国債にのみ投資するファンドで、OUSGトークンはそのファンドの持分を表します。既に1億6,500万ドル以上のTVLを確保しています。 - OMMF
米国マネーマーケットファンドに裏付けられたUSDペッグ型セキュリティトークン。保有者には追加のOMMFトークンとして利息が支払われます。資格投資家および認定投資家のみが直接購入可能ですが、一般投資家はFlux Financeを通じて間接的に参加可能です。
